ゲーミングおかあさん

ゲームと歌とわたし

君が詠む歌や 一輪草

ひさしぶりにリコーダーを吹き始めたら楽しくなってしまって、ゼンオンのバロック式ソプラノリコーダーを買ってしまった。使っていたのがジャーマン式だったのでファとファ♯の運指が違うんだけど、音質が微妙に違ってておもしろい。

小さい頃からピアノよりもリコーダーが好きだった。ひとりで家にいるとき、母の部屋からフォークソングの楽譜を持ち出して、神田川22才の別れなどを吹いて覚えたりした。運指表と楽譜さえあれば、聴いたことがない曲を知ることができる喜びがそこにはあった。もちろんピアノでもよかったのだけど、自分の部屋で自分だけで楽しめるリコーダーは、わたしにとってちょうど良い楽器だったのだ。

それから何十年も経ったというのに、わたしはいまだにリコーダーでいろんな曲を奏でている。人間の本質とかいうものは、たいして変わらないものだなぁと思うし、どんなに過酷な環境であっても楽しみさえあれば生きられるのだとも思う。いろんな能力が欠けているわたしだけれど、ささやかな楽しみを見つける能力に長けていたのが、この人生最大の強みなのかもしれない。こどもたちにも、ぜひそうゆう楽しみがあってほしいと願う。

きょうの書写は「ネジマキ草と銅の城」と「夜行」

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