ゲーミングおかあさん

ゲームと歌とわたし

僕らの人生が三文小説だとしても

今朝の雲はSNSで話題になるくらい不思議なかたちだった。空の色、雲のかたち、少し冷たい澄んだ朝の空気。通勤途中の車のなかで、とおいとおいむかしの、小学生の頃のことを思い出した。

わたしは女の子たちからよく仲間はずれにされていたので、休み時間に教室にいられないときは、ふらーっと渡り廊下をわたって、理科室や音楽室のある人気のない棟にいって空をみてた。なにもしないでみていたら変だから、手をていねいに洗っているふりをしながら、あーきょうの雲はふわふわだーとか、あーうろこ雲だーとか思ってた。

仲間はずれにされるのはとてもとても嫌だったし、悲しかった。でも、あまりにもしょっちゅうされていたので、いちいちおおげさに悲しむこともなく、ああまた始まったなぁという感覚でいたように思う。こころの温度を低くたもっておけば、つらいことがあっても、悲しいことがあっても、温度差で苦しむことがないから、なるべくそうしていた。そうやって自分を守っていた。

そんなことを続けていたらいつかこころが壊れてしまいそうだけど、それでもこころが死なずにすんだのはわたしの持つ図太さゆえだと思う。そうゆうギリギリのところで踏みとどまる気の強さみたいなものが、わたしにはあるみたいだ。まったく平穏な人生ではなかったので、そうあることでしか生き延びれなかったのかもしれないけれど。

今日もいろんなことがあった。うれしいことも、すこし悲しいことも、めんどうなことも、楽しみなことも。帰りみち、ビルとビルのあいだにでっかくてまあるくてオレンジ色の月がどーんといて、おうちに着くころにはすこし高いところでぴかぴかに光っていた。明日から12月。

youtu.be

日記をつづけるか、ここで終わりにするか、悩み中である。