ゲーミングおかあさん

ゲームと歌とわたし

猫の住む星に僕らは生きている

うちにはキジトラのジルと、茶トラのナッツがいる。今も、こたつの中で足をのばせばもふもふのほかほかなナッツがいて、コーヒーを淹れにキッチンに行けばもふもふのブランケットの上にジルがまあるくなって寝ている。

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猫と暮らしはじめてもうすぐ10年。そう考えると、こどもたちは生きている時間の大半を猫たちと一緒に過ごしてきたことになる。

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ツンデレのジルはあんまり人懐っこい子ではないけれど、長男のことが大好きで、彼がソファにごろんとすると必ずおなかの上にのって、とろりとした顔で甘えてる。

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陽気でおっちょこちょいのナッツは、次男のことが大好きで、次男が帰宅するとすっ飛んでいってついてまわり、トイレに入った次男が出てくるまでドアの前に張り付いて待っている。

長男が特別にジルをかわいがっているわけでも、次男が特別にナッツをかわいがっているわけでもないのに、なんとなくそうゆうカップリングが成立したことは、推しがかぶる悲劇を思えばとてもラッキーだった…というのは半分冗談だけど、こどもたちの成長のかたわらにいつも猫たちがいてくれてほんとうによかったと思う。

学校という箱のなかで1日の多くの時間をすごすこどもたちは、きっとわたしたちが想像する何倍も何十倍も、いろんなことを感じて、いろんなことを考えているはずだ。そして、そのほとんどをわたしたち親は知らない。かつてこどもだった自分がそうであったように、家で親に話すことなんて氷山の一角どころかほんのてっぺんくらいだろう。成長とともに、言えないことや言わないことが増えていくはずだ。

だからこそ、小言をいうでもなく、ねほりはほり質問攻めするでもなく、ただただぬくもりや撫でてくれる手をもとめてやってくる猫たちの存在に、ずいぶん救われてきただろうし、これからも救われるんじゃないかなぁと思う。もちろん、猫がいれば大変なことはたくさんある。いろんなもので爪をとがれるし、服の上に乗っちゃうからいつだって毛だらけだし、パソコン触ってればキーボードの上に座ってくるし、食事やトイレの世話などやることもたくさんある。

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それでも猫たちにもらってきたものの尊さに比べれば、そんな苦労はたいしたことじゃない。いてくれるだけでいい。いてくれなきゃ困る。こどもたちはずいぶん大きくなったけれど、まだまだジルやナッツのもふもふのほかほかなぬくもりが必要だ。だからどうか、できるだけ健やかに、できるだけ長く生きてほしい。

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これからもこどもたちをよろしくたのむよ。