ゲーミングおかあさん

ゲームと歌とわたし

僕の時間とこの世界をトレード

あまりにも疲れてこころとからだがどぅるどぅるに溶けてしまいそうだ。

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神戸に住んでいた頃、バイトや実習が終わって家に帰るのが億劫なくらい疲れているときは、三宮から板宿の方までよくバスで帰っていた。地下鉄で帰った方が絶対に楽だし、早いのだけど、なぜかものすごく疲れているときほど、わたしは数百円でどこまでも乗っていられる(当時はそうだった。今は知らない)市営バスに乗りたい気持ちになった。あれはなんでだったんだろう。

一番後ろから2番目の窓際の席に座って、窓におでこをくっつけて、ぼうっと街並みを眺めていると、なぜだかこころが落ち着いた。ああ、そうか。地下鉄からじゃ外が見えないから、わたしはバスに乗りたかったんだな。街の灯り、車のヘッドライト、信号機の青色や赤色。とても疲れているから、話したり、触れ合ったりするほど近くで誰かを感じたくはない。バスに揺られながらぼんやりと街と溶け合うくらいがちょうどいい。きっとそんな感覚だったんだなと今は思う。

帰りたい場所はなくてもホームシックってあるんだよな。