ゲーミングおかあさん

ゲームと歌とわたし

お願いマッスルめっちゃモテたい

先日のこと。次男が急に「お願いマッスールめーっちゃモテたーい」と歌い出したので、飲んでいたお茶をぷって吹き出しそうになった。長男とは違って、人前であまり歌を歌わない次男が。お弁当箱を洗いながらお願いマッスルを。思い出しただけでニコニコしてしまう。なんで急にお願いマッスル?って聞いたら、学校で定期的に流行るんだよねーって笑ってた。

youtu.be

次男は小さい頃、3月生まれのちっちゃいからだでぷりぷり駆けまわって、飛びまわって、鼻の下をゆびでこすりながらケラケラ笑う、ゆかいでやんちゃな子だった。姿がみえなくても笑い声だけで次男がいるのがわかるくらい、いつも楽しそうに笑う子だった。今もときどき思い出しては、なつかしいなぁ、あの頃の次男にもう一度会いたいなぁって思う。

楽しくてゆかいな子だからといって、何も心配がなかったわけではない。言葉の発達はとても遅かったし、今でもストレスがたまってくると吃音がでる。不安なことがあると、足が痛くなったり、おなかが痛くなったりすることもある。勉強も好きじゃないし、嫌いな野菜はいっさい口にしない。暴言や暴力で頭を悩ませるような強烈なものではなかったけれど、態度の悪さが目立つ反抗期もあった。

でも結局、親として願うのは、ただただ生きていてほしいということだけだ。こころから好きと思えるひとやものやことに出会って、すこやかに、なるべく笑顔で、楽しく。小さい頃の無邪気でかわいいだけの次男にはもう会えないけれど、雰囲気というたびに「ふ・ん・い・き・な!」と返してくるめんどくさい13歳の次男には、毎日おはようやおやすみを言うことができる。

今日も明日もあさっても、ずっと言えますように。そしていつかまた、今日とおなじようにあの頃の次男は生意気でかわいかったなぁと思い出して、いつもよりちょっと心をこめておはようやおやすみを言えますように。