ゲーミングおかあさん

ゲームと歌とわたし

I wanna be a 強者

Creepy Nutsの音楽は、とにかくめちゃくちゃかっこいい。はじめて聴いたとき、ぶわって鳥肌がたった。音と声の渦が体の中をぐるぐる駆け巡った。そして何より歌詞がエモい。エモいという言葉をはじめて今使ったけど、多分、きっと、これこそがエモいっていうやつだと思う。

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わたしは欠点だらけの人間だ。苦手なことも、苦手なひとも、苦手なものも、数えきれないほどたくさんある。大人になってできるようになったこと、大人になってもできないこと。ひょっとしたら後者のほうが多いんじゃないかっていうくらい、できないままのことがたくさんある。

もしかしたら、あのときのあの分岐点に戻って別の道を選べば、もっとできることは増えていたかもしれない。もう少しましな人間になっていたかもしれない。もしかしたら、分岐点だったことにも気づかず、見過ごしてきた道もあったかもしれない。成長や克服みたいな、自分を強くする芽を、自分で摘み取ってきたかもしれない。

でも、たくさんの「かもしれない」を数えたってキリがないし、わたしにはそんなふうに後ろを振り返り続ける忍耐力があまりない。その場に立ち止まり続ける落ち着きもない。だったら、今の欠点だらけの自分を受け入れて、少しでもなりたい自分に近づけるための道を探し続ける方がずっと楽だ。周りの人からすれば、もっと自覚しろよ、もっと反省しろよ、もっと悔い改めろよ、と思われるかもしれないけれど、それがわたしなんだからしかたないって思ってる。

大人のわたしだってこんな感じだ。こどもたちなんてもっともっと苦手なことや、努力が実にならないと感じることがたくさんあるんじゃないかな。努力すれば数日、数週間で成果がでることもあれば、数年、数十年たってようやく成長に気づくことだってある。そして、自分の足りないところや、欠点とされるところへの向き合い方や、立ち向かい方だって人それぞれだ。それを決めるのは、まわりじゃなくて、本人の意志だ。それは、大人もこどもも変わらない。

こどもの意志は往往にして尊重されにくい。どうしても大人が決めてしまうことが多い。でも、こどもの人生を生きるのはこども自身だ。たとえ道を間違って失敗したとしても、傷ついたとしても、自分の意志を尊重されなかったということ以上につらいことがあるのかな。だって、Creepy Nutsも歌っているように、どんな道を選んだってどっちみちいばらの道なんだよ。楽なことなんてそうそうない。だったら、わたしなら、自分で選びたい。選べるように助けてほしい。選んだ道を応援してほしい。

強くなりてえ。