ゲーミングおかあさん

ゲームと歌とわたし

パンにmellowのjamを塗ろう

普段ラップの曲って自分ではあまり聴かないけど、長男が流しているラップの曲を聴くのはとても好きだ。長男が選ぶラップの曲は「自分でも歌えそう」なラップをしているものが多いせいか、少しゆったりとした語りかけるようなリズムとメロディが心地よい。最近は空音のHugという曲をよく流してる。

youtu.be

きのうは夫の誕生日だった。46歳になった夫は、雪中梅を飲みながらテレビをみていつものように楽しそうに笑ってた。彼が26歳のときに出会って、もう20年も一緒にいるのかと思うとびっくりする。そんなに長く一緒にいることにではなく、もう20年も月日がたっていることに。はやい。とてもはやい。

結婚したころわたしはまだとても若かったので、親族たちからは「どうせ3年も持たないで帰ってくるやろ」と言われていた。たしかに3年目くらいには夫婦の危機はちゃんと訪れたし、おたがいにもう無理かもと思った瞬間はきっとあったはずだけど、それでも20年たった。あのとき3年しかもたないとかいったやつらにざまあみろとあっかんべーしたい気持ち。

Hugの途中で耳慣れたワンフレーズが流れた気がして調べてみたら、キリンジのエイリアンズへのオマージュ曲と書いてあった。やっぱりそうだったんだ。キリンジは結婚した頃住んでいた小さなアパートで夫とよく聴いていたバンドだったし、エイリアンズはわたしにとってはじめてのキリンジだった。きみを愛してるエイリアン。たったそれだけのフレーズだけど、若かったわたしたちと、歳をとったわたしたち、そして長男をつなぐ不思議な縁を感じてうれしかった。

最初にこの曲を聴いたとき、「パンにメロンのジャムをぬろう」ってきこえて、メロンのジャムかぁと思ったことはここだけの秘密。