ゲーミングおかあさん

ゲームと歌とわたし

大嫌いだ人が大嫌いだ

もうすぐ本格的な冬がやってくるというのに季節はずれもすぎるけれど、Mrs. GREEN APPLEの「春愁」という曲がとても好きだ。この曲は長男に教えてもらった。大嫌いだ人が大嫌いだっていうところのメロディと歌詞がとてもいい。

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高校生の長男は、わたしと同じく歌うことがとても好きだ。小さい頃はとても歌がへたで心配したけど、そんな親の心配をよそに「歌うことが好き」という気持ちの強さで、ぐんぐん上手になっていった。今は自分なりに感情をのせて、好きな歌を好きなように楽しんで歌ってる。そんな彼が歌う春愁はとても優しい。冷たくなった手や心をじんわりあたためてくれるような、温かくて優しい春愁だ。

どんなに悲しいことがあっても、つらくてもう無理だって思うことがあっても、おうちに帰れば家族と猫たちがいて、特別やさしいわけでもなく、そっけないわけでもなく、ただ普通にそこにいるだけなのに、どうしようもなくホッとする。悲しい気持ちがなくなるわけではないし、理不尽なことはいくらでも起きるけれど、人を大嫌いにならずに済んでいるのは、完全に彼らと猫たちのおかげだ。

生きてさえいればなんでもいい。生きているならそれでいい。悲しいことがあっても、つらくてどうしようもなくても、いつまでもいつまでもその気持ちがつづくことはない。今日もごはんは美味しかったし、ふかふかのおふとんはとろけるように気持ちいい。それで十分だ。

今日も明日もたくさん笑えますように。