ゲーミングおかあさん

ゲームと歌とわたし

手書きが MISSION

わたしは文字を書くのが好きだ。手紙を書くのも好きだ。

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小さい頃お習字ならってたとか、ペン習字の美子ちゃんやってたとか、美しく文字を書くなにかしらの努力をしたわけではないので特別きれいではないのだけど、紙にペンを走らせるあの感じがとても好き。でも、最近は仕事以外で文字を書く機会がめっきり少なくなってしまった。走り書きのメモやこどもが持ち帰ってくる何かに記名するくらいで、あとはLINEやメール、チャットワーク、Twitter、TODOアプリ…デジタルの文字を並べるだけでほとんどのことが済んでしまう。

たいへんさみしいことである、と言いたいところだけど、なんとわたしはデジタルの文字も愛しているので、たとえばこの日記のように嫌いじゃないフォントで文字が並んでいるのをながめているだけでも幸せになれる。できれば、時々大きくなったり、太くなったり、カラフルになったりする勢いのある文字の列よりも、しずかに淡々と並んでいるほうがいい。好きなポイントには自分で線をひきたいし、自分の好きな色を好きなところにいれたい。視線や解釈をコントロールされるのがあまり好きじゃない。

受け取ってほしいように受け取ってもらえる言葉がいったいどれくらいあるんだろう。ほとんどの言葉は、受け取るひとによって形が変わるし、受け取ってもらえずにこぼれていくもの、見過ごされるものもたくさんある。デジタルの文字は特に、そんなつもりじゃないのに、という大きな誤解が生まれやすい気がする。そう考えると、手書きの文字の力ってすごい。筆跡や筆圧、インクや紙、文字や言葉以外から伝わってくるメッセージの量が多い。だから、あたたかい言葉はよりあたたかく、きつい言葉は刃のようにつきささる。一字一字に込められた思いが、言葉や表現のあれこれをすっとばしてダイレクトに伝わってくる。そこがこわいところでもあり、おもしろいところでもあるんだよなぁ。

なんてことを考えながらひさしぶりに書いてみた。

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うん、おなかすいた。