ゲーミングおかあさん

ゲームと歌とわたし

防衛本能

少しずつ落ち着いてきた。きのうの朝おきたとき、おとといよりも痛みがましになっていて、どれだけ悲しいことがあっても、こうやって少しずつ時間が解決していくっていう経験をまたひとつ重ねた気がした。

些細なことの積み重ねだったとは思う。タイミングが悪すぎたっていうのもある。わたしからのプレゼントは受け取らないけど、他の人からのプレゼントは受け取るみたいな扱いを受けた直後に、また別のショックな出来事があった。不運が重なってショックが倍増した。そんな感じ。

ざっくり言うと、そこにいたわたし以外の全員にわたしの存在をスルーされた。知らない人ではなくお友達として大切に思っていたひとたちに、(故意なのかそうでないのかはわからないけれど)いない人のように扱われ、一切それについて触れられないという状況のなかで、平然をよそおわなければならなかった。いや、よそおわなくてもよかったんだけど、がんばってしまった。

いない人のように扱われたことはもちろん驚いたしショックだったけど、それよりも何よりもそのことについて誰もなにも言わず、何もなかったかのようにスルーされたことが一番つらかった。誰かきづいてほしかったし、何か言ってほしかった。わたし自身がそのことをスルーできるきっかけがほしかった。笑って流せるきっかけがほしかった。ひとりでそれをするのは孤独で悲しい作業すぎる。

だんだん、まわりに人がいるのにひとりぼっちのような感覚になって、耳がぐわんぐわんってなって、誰の声も聞こえなくなってきた。そしたら今度はわたしがまわりの人の声をスルーしてその場の雰囲気をこわしてしまっているような、そんな空気になってしまった。そこでぷつんって糸がきれてしまった。

今はその出来事があった場所には近づきたくない。思い出したくもない。大好きだった場所を手放すのは悲しいし寂しいけど、痛いのはいやだし、痛くないふりをするのもいやだ。

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新しい場所にうつるのだって防衛本能だ。