ゲーミングおかあさん

ゲームと歌とわたし

耐える理由を探しながら

コロナのニュースが毎日つらい。バレーボールをがんばってきた高校生たちだけでなく、きっとわたしの知らないところで涙を流しているひとが大勢いるはずだ。さまざまな立場で、それぞれの場所で、自分にできる最善をつくしてがんばっているひとたちの悲しみや悔しさを思うとき、浮かんでくるのは以前もここで紹介したback numberの水平線という歌だ。

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この歌を歌っていると、いっしょうけんめい平気な顔をして耐えてきた日々にこころがフォーカスして、感情があふれだしてどうしても泣いてしまう。

あたりまえの感染予防につとめ、体調管理をして、外食や会食は一切せず、テイクアウトを利用しつつ自宅で過ごし、旅行もせず、唯一の道楽といえばたまにヒトカラに行くくらい。そのヒトカラもリスクを減らすためにマイマイクを持参するなど、自分にできることを粛々としながら、この1年を過ごしてきた。

最前線の医療を支えているわけでもないし、誰かの役に立っているわけでもない。特別に大きな被害を受けているわけでもないし、お金がたくさんあるわけじゃないけれど生活に困窮しているわけでもない。わたしたちがしている努力は社会を構成する一員としてあたりまえの行動だから、誰に褒められるわけでも、感謝されるわけでも、労われるわけでもない。全部、全部、あたりまえのことだから。

でも、なぜか事態は悪化するばかり。東京はきょう2500人弱の感染者が出たそうだ。それでも、叫びだしたくなるような不安と、ぶつけるあてのない怒りや悲しみを全部のみこんで、わたしはまた明日からも努力しつづける。耐える理由を探しながら。